制御盤の安全性




労働災害の防止は企業の社会に対する責任であるといえます。制御盤設計において留意が必要な電源遮断機器や配置、感電保護などについて、機械の制御盤関連の電気安全規格を考慮して、制御盤の設計を行います。お客様より要求されるコストとの兼ね合いも検討しながら、関連するJIS規格またはIEC規格があれば、それらに適合するよう制御盤を設計いたします。




制御盤の安全対策例


POINT 1 電源断路機器の機能


電源暖炉機器

・オン“|”とオフ“○”の表示がある機器を選定する
・ 外部操作手段(ハンドルなど)を設ける
・ オフ位置でロックできる手段を備える
・ 適切な遮断容量を計算し、ブレーカーを選定する




POINT 2 ボタンや機器の配置


ボタンや機器の配置に考慮します
・電源断路機:0.6m~1.9m/上限は1.7mが推奨されています
・手動操作機器:0.6m以上
・端子:0.2m以上
・定期的保守または調整のために近づく必要がある機器:0.4m~2.0m



POINT 3 感電保護


エンクロージャを開ける場合
・ 充電部を断路した状態でエンクロージャを開くことができる。
・ 充電部を断路せずに開くことが可能な場合は、すべての充電部はIP2XまたはIPXXBで保護する。
(制御装置のエンクロージャは、少なくともIP22 の保護等級が求められます。IP22:直径12.5 mm以上の固形物及び指の侵入を防止。鉛直±15°からの落下水から保護。)



参考)IDEC 機械安全国際規格の紹介



制御盤安全対策の事例



PE
保護接地端子PE
外部ハンドル
外部ハンドル