制御盤の海外規格
制御盤製作の工程の一つに部品選定があります。海外向けの制御盤を製作する際は、部品選定においても、規格要求の違いや注意点に留意する必要があります。制御盤の機器ごとにIECのような電気の国際規格や、ヨーロッパ向けのEN規格、米国向けのUL規格、中国向けのGB規格など国や地域の規格があります。海外規格の方が比較して厳しい傾向があり、当社では海外向けの制御盤製作においてはお客様の求める内容をヒアリングし、要求に沿った仕様で海外向け制御盤を製作いたします。
制御盤の国際規格例
UL規格 : UL規格とはUL(Underwriters Laboratories Inc.)が認定を行っている、アメリカにおいて主に電気製品に対する安全規格です。材料・装置・部品・道具類などから製品に至るまでの、機能や安全性に関する標準化を目的としています。
CEマーク : CEマーキングは、EU内で販売される指定の製品に対しEC(European Conformity)が定めたEU指令や必須要求事項に適合したことを示します。
SEMI規格 : SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)規格とは、半導体の製造機器メーカー、フラットディスプレイ(FPD)製造装置メーカー、材料メーカーなどの国際的な業界団体であるSEMIが半導体産業の国際工業規格の統一を目的に定めた規格です。